以前に「逆さ干支」のお話を書きましたが。
「福かへる」も、それに似たようなお話。
かへる･･･って言うのは、表記の間違いではありません。
たぶん、旧仮名遣いの「かえる」のこと･･･だと思う。
オイラの本棚に、切子のカエルの置物があって、
そいつらが「福かへる」っていうタグ（･･･って言うな！（笑））をぶら下げている。
福が返る。
お金が返る。
無事に帰る。
失せ物が帰る。
恋しい人が帰る。
･･･など、など。
「福かへる」には、そんなような意味があるもよう。
オイラが知っている、恋のおまじないにもカエルを使ったものがある。
カエルを使うって言っても本物のカエルさんを使うわけでなく、折り紙のカエル。
折り方をテキストで教えるのは難しいので、どこかで見つけて欲しい･･･。
（不親切ですみません。＾＾；）
で、折ったカエルさんの背中に恋しい人の名前を書いて、針でブスッと･･･止めておく。
（カエルさん、ごめんね！（＊◇＊；））
そうすると、恋しい人が戻ってくるそうな･･･。
花柳界のお姉さんたちの間で流行った、遊び半分のおまじないだそうだ･･･。
そういえば、この折り紙カエル。
ユシルさんの所のモエちゃんが大のお気に入りだったっけ。
いらなくなったカレンダーで折った大きなカエルさんをユシルさんにあげたら、
モエちゃんに気に入られて、すっかりモエちゃんのおもちゃになったとか･･･？
どこが気に入ってくれたのかしらね？
そろそろ、特大カエルでも折ろうか？って話したけど･･･。
モエちゃんもすっかり大人だから、もう、興味を示さないんじゃないかな？？
実は、このカエルは、オイラの周りでひそかなブームになっている。
ブームって言うほどの大きな話でもないんだけど。
近所のばぁ～ちゃんたちが、呆け防止のために折り紙同好会みたいなものを作っている。
んで、そこへオイラの折ったカエルをうちの親が持っていったらしい。
７５ミリ×７５ミリの紙で折ると、すごく可愛いサイズになるんだな、これ。
で、「福かへる」の話をついでにしたらしいんだわ。
そしたらばぁ～ちゃんたちの間で「福かへるを財布に入れておくといいことがある」と広まったご様子。
おいおい･･･。ヾ(＾＾；)
神社、仏閣で売っているお守りならいざ知らず。
オイラが折っただけのカエルで、福が来る訳が無いだろう？！
･･･と思うものの。
「いわしの頭も信心から」って言いますからね。＾＾；
ばぁ～ちゃんたちに幸せが訪れるよう、心をこめてカエル･･･かへるを折らせて頂いてます。
本当に、何かいい事があるといいね。（*＾-＾*）
